今後の国際業務に関するGJFの見解

ー行政の大幅な運用変更を受けてー

GJFの勉強会ご参加の皆様へ

国際業務の勉強会でホストを担当させて頂きました、行政書士の山口拓朗です。

この度は皆様にご報告と、今後の方針に関する考えをお伝えさせて頂きたく思います。前回の国際業務をメインテーマとした勉強会は2025年10月11日でした。国際業務に興味関心のある皆様は既に感じ取っておられるかもしれませんが、おそらく今年は「入管」という存在そのものが実務家だけでなく日本中の多くの方にとって身近な存在に感じられたことと思います。私が実務に関与する経験の中で、最も入管が変わった1年です。特に勉強会翌週の10月16日以降は、「経営・管理」の基準が変更され、私個人的には一つの在留資格の実質的な消滅・運用停止と理解しております。この変更は、7月に発表を受けてからわずか3カ月ほどでの急な出来事でした。また「経営・管理」に限らず、特に一部就労資格に関しては一般的な更新についても大幅な運用変更を感じる事案を散見します。これについては、私も疑問に思い関係各所に問い合わせてみましたが、実質的な新基準での運用が開始したものと見て間違いない様子です。

これらを踏まえますと、何の因果か私が10月11日にお話しした内容の一部は、本日時点において既に過去の歴史の一部と化したものと考えられます。ただ、あの勉強会の中身を思い出して頂ければ分かりますように、条文の確認や申請書の書き方や許可が取れるかどうかではなく、どんな情報を聞き出すために、お客さんにどんなアプローチを仕掛けるか。そして最終的にお客さんの本当に求めるものは何かを探る、いわゆる人としての接し方をロールプレイする事を主軸に置きました。日本という国の表面上の手続きは変わっても、国籍や文化を超えて人間同士のコミュニケーションの根本は変わりません。

新しい時代の入管業務が始まろうとしています。手探りな部分も多くありますが、今後も経験や学びを深め、行政書士という国家資格を活かして人々に貢献していけるようGJF構成員の1人として努力していきたく思います。参加者の皆様からの温かいメッセージひとつひとつが、私達のエネルギー源となっております。どうぞ皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

以上

行政書士 山口拓朗 2025年12月12日